mobbyはどういったところで利用されているの?〜工場利用編〜

mobbyはどういったところで利用されているの?〜工場利用編〜

2020/6/16

こんにちは。

規制緩和に向けた取り組みが多く報道されていますが、「電動キックボード」は現在、企業利用でも活用されているのをご存知でしょうか?

海外では街乗りで利用されている電動キックボードですが、法律の関係上、日本ではまだまだ不便が残る状態で、普及には至っておりません。

ただ、私有地*であれば、自由に使える**ということもあり、企業の導入事例が増えてきておりますので、今回は事例交えてご紹介できればと思います。

*私有地であっても道路交通法上の「道路」とみなされる場所では、関係法令を遵守する必要があります
**管理者の許可が必要です

工場内での移動最適化に向けた活用事例

現在、トヨタ九州の宮田工場に100台以上の導入をしています。

宮田工場は敷地面積はなんと東京ドーム約24個分もある大きな工場で、皆さんご存知のレクサスを作っている工場です。(レクサス欲しい。。😆)

大きな工場ということもあり、これまで宮田工場内では、従業員の移動方法にいくつか課題がありました。構内を20分おきに周回するバスを利用したり、バスがない時には数km歩いて移動をしたり、業務用車で移動して駐車スペースに困ったりと工場内移動には不便なところがありました。我々としても、これらの課題に対して、移動効率化の一助となり、さらに生産性を高められる手助けができるのではないかと考えておりました。

そこでmobbyの登場です。まずは小規模で導入をして頂き、mobbyの特長を活かした様々な検証を進めてまいりました。

mobbyには下記のような特徴があります。

  1. GPSと通信機能による走行可能エリアの制限、速度制限
  2. 利用者の制限
  3. 利用者ごとの走行ログの確認
  4. 開錠/施錠はLINEアプリ上で行うため物理的な鍵の管理が不要 など

IoT技術と電動で自走するモビリティだからこそ制御/管理できることが多く、安全性を考慮した形で導入できる仕組みを開発しました。

具体的には、工場内には車両が進入禁止となっているエリアが多数存在します。GPSを活用し、走行禁止エリアを設定することで、乗車エリア外に進入するとアクセルが無効化され、アラート音が鳴る仕組みを提供してたりします。

また、管理者が利用状況を確認できる画面を用意しています。

(参考画像) 管理画面_1 ※工場内は安全対策上、掲載できない為、九州大学用の管理画面を表示してます

管理画面からは、以下のような作業が自由にできるようになっています。

  1. 車体のステータス切り替え(電源on/off、利用可能/不可、メンテナンスモード等)
  2. 充電残量の把握
  3. 車体の位置情報
  4. 簡易レポートの確認
  5. 交通量ヒートマップの確認

(参考画像) 管理画面_2 ※工場内は安全対策上、掲載できない為、九州大学用の管理画面を表示してます


では、実際導入してみて、従業員の方はどのような感想を持っているのでしょうか?アンケート調査もしていますので、一部公開をさせていただきます。

アンケート_1

構内バスを利用している人が多く、ミーティングの時間を構内バスのスケジュールに合わせて組んでいたが、より柔軟な設定ができるようになった、移動時間が短くなったなど移動効率化の面でお役に立てているようです。

アンケート_2

また、工場内は自転車利用も可能なのですが、自転車と比較しても漕ぐ必要がないので疲れない、楽に移動できると好評です。

アンケート_3

導入して以来、多くのコメントも頂いております。ポジティブな意見が多く、今後はもっと便利に利用ができるよう、トヨタ九州様にご協力いただきながら、サービスをアップデートしていきたいと思っています。


ちょっとした裏話も公開したいと思います。

実は導入までにはたくさんハードルがありました😅

課題①:安全性って大丈夫?

やはり最初はネガティブな意見もありました。 これまで日本各地で体験会を実施してきましたが、実際にmobbyに乗る前と乗った後で印象が変わる傾向がありました。mobbyの見た目や電動で走ると聞くと、すごく危険な乗り物だと思われることも多いのですが、実際に乗ってみると思ったより安全だったという意見が多くなります。我々としても、まずはどういう乗り物なのか体験して欲しい、実際乗ってみてから判断して欲しいということもあり、工場内で体験会を実施させて頂きました。

体験会

課題②:社内のルールどうしよう。自転車と一緒でいいの?

工場内でどういうルールで運用するかというのも非常に難しい問題でした。 道路交通法上、公道で走行する場合は原動機付自転車(いわゆる原付)と同じ区分になってしまうのですが、走行可能エリア、最高速度などに制御を加えることで自転車同等、それ以上に安全性が担保できる乗り物です。

私有地ということもあり、工場内の判断で扱い方は自由に決められるのですが、我々としても利便性を考えると、やはり自転車同等として取り扱って頂きたいと思っておりました。

担当部署の方々にご協力いただき、導入前の事前評価を徹底的に行ってくださいました。

  1. 速度ごとの転倒リスク評価(日中/日没、気象条件含める)
  2. 滑り評価
  3. 転倒評価
  4. 走行評価(トラック等の並走評価含む)
  5. 視認性評価

などなど。

我々としてもトヨタクオリティで自転車同等、それ以上に安全であるという評価を頂き、非常に安心したことを覚えてます。

これ以外にも、運用上の課題や今後対応していくことも多くありますが、ご協力いただきながら、導入を拡大していければと思っています。

今後の展開について

トヨタ九州様は宮田工場で、スタッフと現場を繋ぐ「工場ワンマイル移動」に取り組んでいます。

  1. スタッフと現場の連携強化
  2. 業務用車の削減
  3. 様々なモビリティに触れる機会の創出

等に取り組んでおり、mobbyを導入していくことがこれらの実現に向けた一助になるよう我々としても支援を続けてまいります。

運用方法の最適化や非接触充電ステーションなどの周辺サービスの検討、他モビリティとの共存検討などを進めていくことで工場内移動のさらなる最適化・効率化を図っていきます。

また、一人乗りのマイクロモビリティが新たな移動手段として、新型コロナウイルスを含む感染症の拡大防止に寄与することを期待しています。

mobbyは宮田工場での導入をきっかけに、様々な業種への導入を視野に入れたサービス化を行っておりますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

お問い合わせ先

株式会社mobby ride

担当:安宅(あたけ)

e-mail: pr@mobbyride.jp